旧陸軍地図をネットで公開環境調査や災害対策に利用 カードローン
旧陸軍地図をネットで公開環境調査や災害対策に利用
2009/07/03 13:45
旧日本陸軍が軍事目的で極秘に作製した当時のアジア太平洋諸国の地形図約6千枚を東北大がインターネットで公開、現在の地形と比較することで、環境調査や自然災害対策など「平和利用」に生かす試みが複数の研究者により進められている。共同通信の3日までの取材で分かった。「外邦図」と称される原図の多くを保管する東北大の関根良平助教は「精密で今でも使える情報が多い。地球環境のため、復活させ、共有の幅を広げたい」と強調した。外邦図は旧陸軍参謀本部陸地測量部が明治から第2次大戦敗戦までに、諸国でひそかに測量したり、敵軍から接収した地図を翻訳するなどして作製。範囲は東アジアから米国のアラスカやハワイ、オーストラリア、マダガスカルに及ぶ。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)による接収を避けるため旧陸軍が焼却処分とする直前に、研究者らが10万枚以上を回収した。ミャンマーで13万人以上が死亡した2008年のサイクロンの際には救援活動のため、イラワジ川周辺の外邦図を公開。現地入りした研究者は「橋や道路、病院などの重要拠点の位置が驚くほど正確だった」と話した。
【共同通信】
